阿部さんの圃場別シリーズ「赤田」
昨シーズンは色々ありまして、リリースされなかった圃場です。
海側の「上輪新田」、山側の「野田」、阿部酒造最寄り駅の目の前「安田鳥越」
この赤田はそれらの中間部、平野部、人里に近いという位置付けでしょうか。
やはり圃場別シリーズは、いろんな要素が抑制的。
特に冷蔵庫から出したては閉じている印象が強い。
5分でいいので、酒器に入れて再度口にすると
柔なかな米の甘みが顔をだす。
結果、試飲と言いつつ、三杯目に突入す。
さらに常温に近づいていくにつれ、軽やかさが増す。
根底に流れる阿部イズムは同じく
心地よく美しい酸がサラサラと流れていく。
アルコール度数は16度とあべシリーズ、スターシリーズに比べて
2〜3度高めで、少しドライ寄りです。
小さなおちょこ一杯飲んだだけじゃわからないので
大きめの酒器にたっぷりと注いで
変化を楽しみながら、ゆっくりと飲んでいただきたい。
うーん、最後に感じるこの甘みをどう表現したらいいものか
甘すぎないデラウェアかなぁ。
そんなこと言ってたら、無性にデラウェア食べたくなってきた。
無心になって食べたい。