語ることが多すぎて何から書くべきか迷う焼酎です。
もはや焼酎なのか。
真っ当に焼酎なんですけど、もはやその域を、概念を超えて
「中村慎弥」という液体なのではないでしょうか(哲学的ですね、うん笑)
焼酎造りのスクラップ&ビルド。
製法上の”当たり前”を疑い、再構築をする。
ただそれも焼酎というカテゴリーの中で行う。
ジンやリキュールのように、副原料の力を借りることなく
さつまいもと米麹と水のみで表現する。
「手造り焼酎」と名乗れる数少ない、最も機械化から遠いアナログな酒造が
最もイノベイティブな焼酎を作るというジャイアントキリング。
この三つの原料という制約の中で造られた焼酎史上最も自由な焼酎だと思います。
ある焼酎蔵の方が「中村慎弥さんは焼酎史に名を残す人だ」と言っていました。
この一本がまさにその結実。
中村慎弥という具現化です。
すみません、少し愛が強すぎなのは勘弁してください。
これ以上書くと書きすぎだ、話が長いと、慎弥さんみたいに怒られるので
止めます。
香りや味については、ご自身で自由に感じてください。